SPI主要3種類の概要まとめ:種類によって何が違うの?

こんにちは、グロウスギアの禄大朗です。

突然ですが、皆さんはSPIをご存知ですか?

「当たり前だろ」という返答が飛んできそうですが、実はSPIの種類のことまで詳しく把握している人は多くはありません。

みなさんSPIと聞くと、WEBで受けるアレでしょ?とかいろいろ考えると思いますが、
それ以外にもSPIには種類があるのです。そこで本ページでは、SPI試験の種類と形式ごとの違いを詳しくご紹介します。しっかりと把握して置けば、対策もしやすくなるでしょう。

今回はSPIとはそもそも何なのか、どんな種類があるのかということを詳しく書いていきたいと思います。

SPIテストとは

SPIとはリクルート社が実施している適性試験のことを指しています。
現在数多くの企業がこのSPIを採用活動の際に使用しています。そのため就職活動中の学生や転職を考えている社会人のほとんどはSPIという一つ目の壁にぶち当たることとなるわけです。
ちなみにSPI1、SPI2という言葉を聞いた覚えはありませんか?この数字はバージョンの違いを示していて、現在はSPI3にバージョンアップされて世間に多く使用されています。

SPIテストの内容

そもそもSPIとは何をテストするためのものなのでしょうか?

SPIがテストするのは大きく二つに分かれます。
一つは性格診断による「適正テスト」ともう一つは国語や数学の問題による「知的能力テスト」です。

適正テストとは

性格を診断するテストでは200問にも及ぶ質問があり、それに対して「あてはまる」か「あてはまらないか」で答える形式です。
よくインターネットに転がっている性格診断より数はかなり多いですがそれらと内容に大して違いはありません。

例としてはこのような感じ

「身体を動かすのが好きなほうですか?」 1 あてはまる 2 どちらかといえば当てはまる 3 どちらかといえばあてはまらない 4 あてはまらない

ちなみにこの質問「あてはまる」と言っておいたほうが無難ではあります。営業やその他業務で体を動かして体力を使うのはどの企業でもあり得ることですからね。ただ「あてはまらない」と答えたら選考から落とされてしまうということはありません。

ではこの適正テストは一体何を見ているのか?

実はSPIの性格診断の結果は面接の際に組織適応性の高さの判断材料として重視されることが多いようです。
しかし、だからと言って無理に結果を良く見せようとするのは効果的ではありません。

SPIの性格診断テストは思うままに、直感的に回答することが重要で、下手に自分をよりよく見せようと嘘をついてしまうと、「虚構性がある」と判断され採用の際に不利に働く恐れが出てきます。

「嘘なんかついてもバレようがないのでは?」と思う人もいらっしゃると思いますが、「社交性があって積極的である」などという質問に「はい」と答えている人が、いざ面接になって直接話してみて消極的で奥手な素振りだと違和感を感じてしまいますよね。
それに性格診断には同じようなニュアンスの質問も多いため、さっきの質問では「はい」なのになんでこの質問は「いいえ」なのということがあると「虚構性あり」と「判断されてしまいます。

もし嘘をついてでも、企業の求める人材に沿った結果を出したいのなら、その場しのぎではなく入念に準備をして、面接の際もしっかりと演じ切りましょう。

性格診断・適正テストの概要がもっと知りたい方はこちらのサイトを参考にどうぞ!
■性格・適正テスト対策
http://saisokuspi.com/gaiyou/taisaku_seikaku/3/10/

 

知的能力テストとは

知的能力テストは、言語分野と非言語分野に分かれており、国語や数学、算数に近い問題が出題されます。
「げっ!?」と嫌な顔をされた方、ご安心ください。問題自体は小学校高学年~高2の難易度とされていますが、微分積分だとかlogといった数学の問題はなく非常に解法も単純な問題が多いです。しかし問題数がとても多いため、初めてSPIを受けるという人のほとんどは時間切れになってしまうでしょう。
そのため、知的能力試験を受ける際は問題集などで問題に慣れて早く解けるようにするといいでしょう。

どんな問題か想像がつかないという人のために例題を一つ紹介します。

例題:AとBの2人は、1周48kmのマラソンコースを走る。 Aは時速24km、Bは時速36kmで走り、2人の速度はそれぞれ常に一定であるものとする。

(1)現在、2人はマラソンコース上の同じ地点にいる。AとBが反対方向に同時に走り出したとき、2人が再び出会うのは何分後になるでしょう。

A 12分後
B 18分後
C 24分後
D 30分後
E 36分後
F 42分後
G 48分後
H 54分後

(2)今、2人はマラソンコース上の同じ地点にいる。Aが走り始めてから50分後にBが走り始めるとき、Bが最初にAに追いつくのはが走り始めてから何時間何分後か。

A 1時間10分後
B 1時間12分後
C 1時間20分後
D 1時間24分後
E 1時間10分後
F 1時間36分後
G 1時間40分後
H 1時間48分後

なんだかどこかでよく見たような問題ですね。個人的には中学受験のトラウマを思い出すのであまり相手にしたくはありません。
なので(1)だけざっくり説明いたします(本筋からもそれてしまいますからね!)

(1)
一時間に二人の距離は60㎞縮む(24+36)という風に考えると60分以内に二人は出会っているということがわかるので。だいたい「F」「D」「H」のどれかであることは見当がつきますね。
そこから「速さの公式」を使って求めていくと
速さ=時間×距離
なので、(1)で求めたいのは「時間」ですね
時間=距離÷速さ
48÷60=0.8

0.8時間ということがわかりました!

一時間は60分なのでこれを分に直すと

0.8×60=48分

答えは「G」であることがわかります。

(2)の答えやその他例題も見てみたいという方は
こちらのページを参考までにどうぞ!
■【転職対策!】SPI非言語の例題まとめ
http://zinzai.top/higengo_spi/

解き方を見ると単純なものですが、問題だけポンッと出されると「あれ?これどうやるんだっけなあ」と考えてしまう人も少なくないと思います。ですので対策は「慣れ」これにつきます。同じような問題をひたすらやってすぐに解き方が出てくるようにしましょう。

また知的能力テストは企業ごとに合格ラインが異なっています。
SPIは偏差値形式で得点が出され、50点を平均得点として設定していますが、特に合格ラインは存在しません。

そのため、あまり出来が良くなくても企業によっては通過できるところもありますが。常に平均値である50点は確保できるようにしましょう。

SPIの知的能力テストの例題をもっとご覧になりたい方はこちらのサイトにどうぞ!
■SPI 例題
http://saisokuspi.com/gaiyou/

SPIの形式や種類

SPI実施形式

SPIは実施形式にもいくつか種類があります

「テストセンター」 というリクルート社が用意した会場にてパソコンもしくはマークシート方式で受験
する形式や、「受験したい企業」に出向いてパソコン、マークシートで受験する形式、自宅のパソコンなどで受験する形式などがあります。

「なーんだそれだけ?」と侮るなかれ、実は
こういったテストの種類と実施形式の違いにより、行われる「知的能力検査の内容」にも違いが出てくるんです。

例えば、同じ「SPI3-U」という種類の試験を受けていても、テストセンター・Web・マークシートでは、出題範囲や問題形式に違いが生じてきます。
種類や形式に合わせてしっかりと対策を練ることが大切になってくるわけです。

SPIの種類

SPIはテストの対象者によっても多くの種類があります最も一般的な総合的なテスト形式だと

SPI-U:大学新卒向け
SPI-G:中途採用向け
SPI-H:高卒向け

の3つの種類がありそれぞれ多少の出題範囲の異なりがあります。

大きな違いではないとはいえ自分が受けるSPIの形式や種類をしっかりと把握し、それぞれにあった対策はしておいたほうがいいでしょう。

SPIの種類や形式ごとの出題の違い

SPI-UとHは大卒向けや高卒向けと銘打たれていますが、その出題範囲はかなりかぶっておりそこまで差はありません。
こちらのサイトを見ればどんな問題が出るかはわかるでしょう。
■SPI3 傾向と対策
http://www.shukatsu-kami.jp/trend/

中途採用向けであるSPI‐Gも内容はあまり変わりませんが、特殊なのは「地図の縮尺問題」が固有な問題として出題されることです。

例えば

例題:縮尺が1:1000の地図がある。地図上で6㎠の面積の土地は実際には何㎡か?

このような問題が出題されます。簡単な問題ですね。
一応解説を載せておきます

【解説】
地図上の6㎠の面積を縦3cm,横2cmと仮定します。
縮尺が1:1000なので
縦横を1000倍すると、縦3000cm、横2000cmになるので
実際の面積は30m×20m=600㎡となります

他の問題が見たい人はこちらへどうぞ
■地図の縮尺~地図上からリアル~
http://jyosiki.com/spi/CUBIC_tizu.html

■地図の縮尺~リアルから地図上~
http://jyosiki.com/spi/CUBIC_tizu2.html

実施形式においても多少の差異があり、ペーパー限定の問題もいくつか出されます。

物の流れと比率
グラフの領域(関数と領域)
等ですね

例題をここで出すのは難しいので詳しくはこちらのサイトをご覧ください。
■ペーパーSPI3対策まとめ
http://jyosiki.com/spi/SPI_PAPER.html

「問題数をこなしてもっと練習したい!」という場合はWEBで見るだけでは不十分なのでSPI専用の参考書や問題集などを購入しましょう。

テストの種類や形式が見れるリクルート公式サイトを以下に貼っておきます、参考にしてください。

■テストの種類・実施方法
http://www.spi.recruit.co.jp/service/

その他

上記以外にも、SPIには受検者は少ないですが、性格検査のみや能力検査のみ等様々な種類があります。いくつか参考までに挙げておきます。

SPA-A:大学生向けであるSPI-Uの短縮版
SPA-B:大学生もしくは大卒対象の研究開発職やエンジニアの採用試験に利用されている試験で、非言語分野である数的処理等の比重が重くなったもの
SPA-R:大学・短大卒者で利用されている試験で、規則に基づく分類や左右の文字に違いがあるかを判断するなどIQテストのような問題が多く特殊です。

おわりに

以上でSPIの種類についての紹介はおしまいです。最後まで読んでくださってありがとうございます。
この記事でSPIに関する知識がなかった人や、受けたことはあるけど種類や形式については気にしていなかったという人たちに「へ~」と思っていただければ幸いです。
また、これからSPIを受けよう思っている人は自分が受験するSPIの種類や形式を理解し、それに合わせた対策を行うことが重要ですので、選考の際に自分が何の試験を受けるのかしっかりチェックすることをお忘れなく!