はじめに
こんにちは!グロウスギアの禄大朗(ろくたろう)です。私は今WEBマーケティングの勉強をしながら、グロウスギアで働いているのですが、まったくの未経験からWEBマーケティングを勉強するとつまづいてしまう人が多いのではと感じています。
特に、これからWEBマーケティング業界を志望している方や、新人としてすでにWEBマーケティング業界にかかわっている方にとって、最初に立ちはだかる壁は専門用語ではないでしょうか。
会社の先輩や顧客と話していても専門用語が飛び交っているせいで会話の内容がつかめず、苦難されている方もいると思います。
今回はそんな人たちのために、WEBマーケティング業界にかかわっていくなら必須ともいえる専門用語を厳選し、わかりづらい用語には例や参考を交えて解説していきます。
ぜひ参考にしてみてください。
目次
>アクセス解析に関係する用語
PV(Page View)
PVとは、Webページが表示された回数のことです。1日1000回自社サイトが表示された場合1000pvとなります。この際に注意してほしいのは、1人の人間が何度も同じサイトを表示させたとしても、PV数は上昇し続けるという点です。
UU(Unique User)
UUとは、ユニークユーザー数、つまりそのWebサイトに訪問したユーザー数のことです。そのためPVとは異なり、1人の人間が何度もサイトに訪問したとしてもUUは1となります。
アクセス解析
アクセス解析とは、自分のWebサイトを訪問した人が、「どこから訪れたか」(流入経路)や、「サイト内での行動履歴」、各ページの「ページビュー数」や「ユニークユーザー数」などを解析することです。「GoogleAnalyticsやYahoo!アクセス解析」などのアクセス解析ツールを使用します。
直帰率と離脱率
直帰率とはサイトに訪れたユーザが何もせずすぐにページから離脱してしまう割合のことです。
ここでいう何もしないとは、サイト内にあるリンクを一切クリックしないということを指しているため、ページの下部までスクロールし、サイト内の文章を熟読したとしても、リンクをクリックしなければ、直帰ということになります。
一方、離脱率はサイトに訪れたユーザーがCV(コンバージョン)に達しないでページから離脱してしまう割合を指しています。つまり直帰率の高さはサイト全体のコンテンツ不足を意味しており、離脱率の高さサイト内のページ単位でのコンテンツ不足や利便性の低さを表しているため、この2つの数値に気を配ることでサイトの改善につなげることができる。
>Webマーケティング効果指標
impression(インプレッション)
広告の表示回数。サイトに広告を掲載し、100回表示されたら、100impという表現をします。
EX) 広告が5000回表示されたら、5000impとなります。
CTR(Click Through Rate)
広告のクリック率。広告のクリック数÷インプレッションで求めることができます。1000回表示されて10回クリックされたら、CTR=1%となります。クリックされるということはユーザーがその広告に興味を持ったという根拠になるため、クリエイティブの効果を測る時などに使われます。
EX) 10000回広告が表示されて50クリックされた場合、CTRは0.5%となります。
CV(Conversion)
CV(コンバージョン)とは、Webサイトの成果のことを指し、その意味は各Webサイトの目的によって異なります。例えば、BtoBのWebサイトなら「資料請求」などがコンバージョンとなり、通販サイトなら実際の「購買」、採用サイトは「エントリーボタンをクリックした数」などを指します。
CVR(Conversion Rate)
Webサイトに訪れたユーザーがどのくらいコンバージョンしているかという割合です。コンバージョン数÷広告のクリック数で求められます。1,000クリックで1CVの場合にはCVR=0.1%と表現されます。
EX) 9000クリックで45CVの場合にはCVRは0.5%となります
CPA(Cost Per Acquisition)
CPAとは、1件のコンバージョンを獲得するのにかかった広告コスト(成果単価)のことで、Web広告の指標の中でも最も重要視されています。500円で目標を1件達成出来たら、CPA=500円という言い方をします。広告掲載料÷目標達成数で求められます。
Web広告で、効果があるとみなすためには、CPAの数値がかけているコストよりも下回っている必要があります。Web広告の目標設定にはこのCPAという指標が必要不可欠です。
CPM(Cost Per Mille)
1000imp(impression)あたりどれだけの費用がかかったのかを表す用語です。広告掲載料÷imp×1,000で求めることができます。また、CPMを利用した課金方式は、インプレッションごとに料金が発生するため、自社ブランドの認知や広告を多くの人に見てもらいたいという目的に適しています。
EX) 広告掲載料が5万円として広告のimpが現在10万あるとします、つまり50000÷100000×1000でCPMは500ということがわかります
CPC(Cost Per Click)
1クリックあたりの広告コスト(掲載料)のことで。広告コスト÷クリック数で求めることができます。また、CPM課金とは異なりクリックごとに料金が発生するため、クリックからサイトへの誘導までが目的である場合に適しています。
EX) 広告コストが1万円で広告のクリック数が100なら10000÷100でCPCは100であることが求められます。
ROAS(Return On Advertising Spend)
ROASとは、広告経由で発生した売上を広告コストで割った数値のことで、広告の費用対効果を表します。売上高÷広告コスト×100(%)で算出できます。「投資した広告コストの回収率」という意味になります。
EX) 売り上げ高が50万円で広告コストが10万円なら500000÷100000×100(%)でROASは500%となり広告費に対して5倍の利益があったことがわかります。
CTA(Call to Action)
WEBサイトに訪れたユーザーに対して、とって欲しい行動を喚起することを指す。例えば会員登録ボタンや購入ボタンなど。
EX) CTAボタン参考画像
>デジタルマーケティング一般用語
SEM(Search Engine Marketing)
SEMとは、検索エンジン上で実施する、Webサイトへの訪問を促すマーケティング手法のことです。具体的にはSEO(検索エンジン最適化)とリスティング広告(PPC広告)を指します。
SEO(Search Engine Optimization)
Googleなどの検索エンジンでキーワード検索された場合、その検索結果の上位に狙ったWEBサービスを表示させる施策。SEOで上位表示されるサイトはリスティング広告で上位表示されるものよりもクリックされやすく、SEOは自社サイトの流入を増やす上で重要な施策です。
ビッグキーワード・スモールキーワード
ビッグキーワードとは、その言葉の持っている意味の範囲が広い言葉、スモールキーワードは対照的にその言葉が持っている意味の範囲が限られる言葉のことを指しています。
また、ビッグキーワードかスモールキーワードかということはSEO対策にも深くかかわっており、ビッグキーワードは検索回数が多い分、検索結果の上位に表示させることでインプレッションの大きな増加が期待できる。しかし、競合する他サイトが多いため、順位を上げづらいという性質を持っている。
一方で、スモールキーワードはそもそもの検索回数が少なく競合が少ないので順位が上げやすく、明確なニーズをもった検索ユーザーを拾うことができるため、この両者の使い分けがSEO対策において重要になってくる。
EX) ビッグキーワードを自動車とするなら、スモールキーワードはトラックなどのことを指す。
リスティング広告(PPC広告/検索連動型広告)
リスティング広告とは、検索エンジンの検索結果画面に表示される、検索クエリに連動したテキスト型の広告のことです。検索連動型広告とも呼び、広告主はユーザーが検索するキーワードに対して入札し、オークションで掲載順位が決まる、クリック課金型の広告です。
TD(タイトル&ディスクリプション)
広告文のタイトルと説明文のことを指します。
LP(Landing Page)
広告をクリックしたあとに見るページのこと。広告とLPに一貫性を持たせることでCVRの向上が期待でき。
LP最適化(LPO)
ランディングページ最適化(LPO)とは、より高いコンバージョン率を目指し、ランディングページを改善していくことです。
流入経路
ユーザがランディングページに流入した経路のことで、主な流入経路としてリスティング広告や、自然広告が考えられます。流入経路とランディングページのミスマッチは、離脱率を高める原因となります。
一方、離脱率とはサイトに訪れたユーザがコンバージョンに達せずにページから離脱した割合のことを指しており、サイト内リンクをクリックしていたとしてもコンバージョンを達成していなければ離脱率に含まれます。
おわりに
いかがでしたでしょうか、WEBマーケティング業界においても重要度の高い用語を厳選してまとめてみました。
ほかにもたくさんの用語がありますので、上記の用語をマスターすることができたらほかの用語もチェックしてみましょう。